新TIPSは【毎週日曜:夕~夜】更新予定!

資料を活かして描く「和服/着物」【描き方のコツ5つ】

【資料を活かす】お正月絵に「和服/着物」描き方【コツ5つ】

「お正月」や夏の定番「お祭り」などに!”資料を活かして描く”方法で紹介する「和服/着物」の描き方をまとめたTIPSです。

ReadMore

【水溜り・雨】イラストでの「波紋」の描き方【同心円】

【水溜り・雨】イラストでの「波紋」の描き方【同心円】

「雨」や「水」をテーマにしたイラストを描く際に、反射や水の変形など「水の表現や水面鏡」をイラストの見栄えに繋げる方法がありますが、雨のイラストを描くならぜひ推したいのが「波紋」です。 描いたことがない方だと「波紋ってなんかムズそう・・・」という、漠然としたハードルの高さを感じる方も少なくないのではないでしょうか?しかし、一度描き方や知っておくと便利な機能(機能がない他ソフトでも代用可!)を使ってみれば、見栄えがぐーんと上がる描き方をTIPSとしてまとめてみたので、ぜひ完成度アップのヒントにしていただければ ...

ReadMore

X移行案個人イラストサイトの作り方

【SNS移行案】イラストギャラリーサイトを作ろう【手順まとめ】

2024年11月中旬、大手SNSであるX(旧:Twitter)の規約変更に伴い、イラストレーターはじめSNSで活動される多くのクリエイターや活動者が、Xからの移行や活動方法についての再検討がなされています。その移行先案のひとつとして、個人ギャラリーサイトの作成をぜひオススメしたいです。 「ギャラリーサイト」こんな人にオススメ イラストレーターや絵描き/カメラマン/コスプレイヤー/デザイナーetc...として活動している方 特定のプラットフォームに捉われない「確立した活動場所」を持っておきたい方 ポートフォ ...

ReadMore

クリスタの「プリミティブ」3D機能の使い方

【クリスタ】プリミティブの活用法Tips【3D「神」機能】

CLIP STUDIO PAINTにある超便利な機能「3D機能」にある「プリミティブモデル」の使い方や活用法をまとめてみました。

自分では限界があるライティングの悩みも、イラスト描画の大ヒントになる3Dモデルの活用法も共に紹介しているので、
初心者さんに特にオススメのTIPSです。

ReadMore

【ipad対応】クリスタ左手デバイス「タブメイト2」【正直レビュー】

【ipad対応】左手デバイス「タブメイト2」【正直レビュー】

という「クリスタ使用者+左手デバイスを探している方」で、購入を迷ってる方へ向けた実際にタブメイト2を使ってみたレビューを交えながら、タブメイト2についてご紹介していきます。 CLIP STUDIO PAINT EX/CLIP STUDIO PAINT PRO製品版をお持ちの方なら、CLIP STUGIOストアにて優待価格で購入できます↓ CLIP STUGIOストアで購入 似たipad対応左手デバイスおすすめは「TourBox Elite Plus」が多用可能で高性能です。クリスタ以外のソフトも使う・気に ...

ReadMore

【初心者でも簡単!】背景とキャラの馴染ませ方【配置/サイズ感/色】

【初心者でも簡単!】背景とキャラの馴染ませ方【配置/サイズ感/色】

背景にキャラクターを描いた時の、「背景に対して、キャラクターが浮いている」という違和感を解消するTIPSです!
背景描き初心者さんにも真似しやすい”写真を使いながら”「背景とキャラの馴染ませのコツ」の話をまとめてみました!

ReadMore

【スタイル別で紹介!】絵で稼げる副業まとめ【3ルート】

【スタイル別で紹介!】絵で稼げる副業まとめ【3ルート】

絵を描くことが好きな方は、「大好きな絵で生活していきたい」なんてことを一度は思ったことがあるのではないでしょうか?昨今はいろいろなサービスがあり、絵でお金を稼ぐことができる副業が多くなってきました。 本TIPSでは「あなたがどのように”絵で稼ぎたいのか”」で考えた「スタイル分け」形式で紹介をしていきます。 「お小遣い稼ぎや、誰かのために描きたい」という方から将来は本業としてイラスト一本で稼げるようになりたい!という方まで、希望に合ったスタイル別に加えメリットデメリットも添えながら紹介していきたいと思います ...

ReadMore

イラストでの「鼻」の描き方

【作例付き】〝塗りでコントロール〟する「鼻の描き方」【初心者向け】

鼻は、顔の中心ともなるパーツですが、この「鼻を描く工程」で迷ったり悩んだりした経験はありませんか? この「鼻を描くのが苦手…」という方向けに、絵を描く中で筆者が得た〝塗りで「鼻描き」をコントロール〟するというヒントを紹介していこうかと思います。 「塗りで鼻を描く」ことを推したいメリットとして 鼻の表現を線のみに頼らないことによって 鼻の形のイメージがより掴みやすく 塗りを追加=見栄えUP⤴︎ 顔面力UP⤴︎ のようなメリットがあります! ぜひ、苦手克服へのヒントとしていただけれ ...

ReadMore

KAKETAの「アフィリエイター」募集中!

いつもKAKETAをご覧いただき、ありがとうございます。 この度、KAKETAでのプレミアムTIPSコンテンツの公開を開始しました。それに伴い、codocのアフィリエイトサービスを利用したアフィリエイト提携も開始することといたしました。 ぜひ奮ってご参加いただければ幸いです。 報酬&参加条件 報酬について プレミアムTIPSカテゴリのTIPSがアフィリエイト対象となります。 アフィリエイター様のPRで売り上げが発生すると、対象TIPSの売上15%が報酬として支払われます。 ※1,000円以上の売上が発生し ...

ReadMore

厚塗りフルメイキング【パステル調イラスト編

【"実データ+α"DL可】厚塗りフルメイキング【パステル調イラスト編】

パステルカラーのイラストの描き方・塗り方のフルメイキングTIPSです。
.clipデータ・ノーカットタイムラプスのダウンロードができるプランもあります。

ReadMore

アイテムpickup 描き方TIPS

【資料を活かす】お正月絵に「和服/着物」描き方【コツ5つ】

当ブログ内には広告が含まれます。

資料を活かして描く「和服/着物」【描き方のコツ5つ】

お正月」や夏祭りの「お祭り」などをテーマにするとき、「和服や着物」に挑戦することも多いかと思いますが、
この和服や着物が「描いてみたら超難しい!」という壁にぶち当たってしまうことがないでしょうか?

今回は、中級者でも迷ってしまう「和服や着物」の描き方について
個人的に「意識すると描きやすくなるかも?」というポイントをまとめてみたので、ぜひ和服を描く際のヒントになれれば幸いです。

役に立ったらシェアしてね!

描く前の「あるといいかも」

今回は服の描き方になります。
ポーズや環境によるシワや生地の質感の表れ等、参考となる資料があるとベストです。

可能な限り描きたいシーンに近い資料を用意
または
資料を基に描きたいシーンを構築するという方法がおすすめです。

今回は、筆者おすすめのマール社出版『だらっとしたポーズカタログ5 ─和装の男性』内収録のポーズを基に描いていきます。
※参考とする該当カットは当TIPS内では掲載いたしませんので予めご了承ください。

カケ太
カケ太

今回は「資料を活かして描く」方法で解説されるのだ。
みんなも資料を用意してやってみな。

資料を参考にするときは「拾い画」は避けよう
どうしてもネットの画像を参照したい場合は、掲載元の許可・表記を忘れずに

身体・ポーズラフ

参考資料のポーズを基にキャラクターのラフを描いていきます。

参考資料のモデルは横を向いているのですが、キャラクターはカメラ目線にしたいので
少しだけ資料からアレンジしてポーズラフを描きました。

ラフ体の描き方

資料からポーズを読み取る際、
肩・ひじひざ・胴体パースなどでポイント分けし、
奥行きパースを確認しつつ描いていくイメージが掴みやすいです。

たとえば、イスに腰掛けているなら、イスの放射線(パース)でザックリとパースを捉え、
その放射線=パースに沿って身体のパースを沿わせれば、
キャラクターの身体や部位を配置する感覚が養いやすくなります。

資料を参考にしながら和服のラフを描いていきます。

ラフを参照しつつ、資料の服のおおまかなシルエットから描いていくと、
「あとになって辻褄が合わなくなる」防止できます。

服のシルエットから
シワの流れのラフ

コツ❶服は「辻褄を合わせる」?

ラフが描けたので、線画を描いていきます。
髪・顔・衣服
でレイヤー分け
をしています。

レイヤー分けしておくと、のちのち修正がしやすいので、余裕があればぜひやってみてください!

ここで、上の画像でわかるかと思いますが、
衣類の線画はシルエット+おおまかな境界線のみにしています。

衣類描きが苦手な方なら共感いただけるかと思いますが、
衣類はなにより「シワが難しい」です。

描き進めると、塗り工程にたどり着いたとき、
線画と塗りの辻褄が合わなくなりませんか?

ラフの解説にも添えた「辻褄が合わない」フレーズですが、
服描きの壁はこの「辻褄が合わなくなる問題が原因のひとつかと思います。

今回の和服の線画は、この大まかなシルエットのみ描画し、ここからシワなどを描いていきましょう。

コツ❷「衣類ラフ」で流れを掴む

今し方シルエット線画を描きましたが、
再びラフ工程に戻ります

最初のラフ工程では、大雑把なラフを描きましたが、
次はもう少し情報を含んだラフを描いていきます。

ブラシは筆圧や重ね塗りしたときに濃淡のつくブラシがオススメです。

▼オススメブラシ

ブラシ名 配布元・カスタム詳細 特徴・用途
うたげ水彩 うたげブラシ50CLIPPY 水彩の柔らかさが○
大まかな部分を塗る時に多様
コピック ブラシニブ風 コピック ブラシニブ風FREE(カスタム詳細は下図参照) うたげ水彩に近い描き味に。
重ねベタ 重ねベタFREE

不透明度50%〜80%+固めブラシ
色ラフ・重ね塗りして色を追加する時や、サイズを小さくして細かい描写に使用。

※上記ブラシの価格情報は2024/9月現在の情報です。配布元での価格変更等がある場合がありますので、よくご確認の上ダウンロードください。

今回は、重ねブラシを使用
消しゴムも同じブラシ設定です(クリスタでのブラシの消しゴム設定はこちら)

では、ブラシを決めたらラフを描いていきましょう。

資料を参考にしつつ、ライティングも意識しながら細かめのラフを描いていきます。

大まかな範囲×薄い影やシワ
細かく濃い影影やシワ

シワは「線で描く」という意識でなんとなく本気模写で描いていってしまうと、
細かいポイント→細かいポイント→細かいポイント…
と、時間ばかり消化したわりに結局後々辻褄が合わないという結果に陥りやすいです。
(個人的意見です。陥りやすかったです。)

なんとなく本気模写ではなく、大まかな流れを捉える模写だと
ストレスフリーかつ時短にイメージも掴みやすく服の流れを捉えやすいです。

衣服のラフが描けたら線画を参照しつつ、色分けをします。

コツ❸陰影でシーンを伝える

色分けまで済んだので、和服の描き込みをしていきます。

環境光位置を意識して、光のイメージをより意識しやすい&してもらいやすいように
グラデーション(クリッピング)をかけました。

衣服ラフレイヤーの不透明度は下げています

次に、光が届きにくい箇所として乗算レイヤーで暗い部分を追加します。

影というよりは「光の行き渡りが弱いところ」というイメージ。
このイラストでは、和服レイヤーに乗算レイヤーをかけていますが、
人物全体にかけても⭕️

コツ❹線でシワ❌→陰影で描く⭕️

では、いよいよ一番難しいところの「服の描き込み」をしていきます。

陰影レイヤーとグラデーションレイヤーのに「シワ影描き込み用」として
乗算レイヤーフォルダを新規作成します。

ブラシは、クリスタのデフォルトブラシの「薄い鉛筆」で描き込み、
消しゴムは重ねブラシです。

描き込みレイヤーフォルダ内に、以下の順番で新規レイヤー(フォルダが乗算なので「通常レイヤー」でOK)を作成

  • 濃い影&細かい影(線)
  • 少し濃い影&シワ
  • 薄い影
  • おおまかなふんわり影(かなり薄め)

濃淡は色でコントロールでも⭕️ですが、
色の変更切り替えの操作が面倒なので、レイヤーの不透明度でコントロール→色はすべて同じ色で描画しています。
描きやすい方法でOK!

影の濃淡はレイヤーでコントロールしているので、生地のやわらかさや影の範囲にのみ集中して描き込んでいきます。

レイヤー(濃淡)の切り替え&ブラシサイズをコントロールして
細かい細部部分」と「薄く広範囲な部分」とで描きわけしていきます。

ここでは、資料を参考にしつつ衣類ラフはその補助として参照すると
それぞれ活用方法を分けて描いていくと迷いを減らせてオススメです。

以上の工程で、描き進め▼のようになりました。

これだとまだ気持ち悪いので、和服の質感を加えていきます。

コツ❺質感は光で描く

もうひとつレイヤーを追加します。
一番上に新規レイヤーを作成→クリッピング→スクリーンモードに。

温かみのある光を演出したいので
暖色系×エアブラシ光のより当たる箇所に色を置いていきます。

Before
After

ここで、せっかく塗った影部分が薄くなってしまったので、濃い影部分のみマスクをします。

マスクの使い方がよくわかんない!という方は、
ココで詳しく解説してるよ▼

手順

  • スクリーンレイヤーのマスクアイコンをクリックし、マスクを作っておく
  • 「濃い影&細かい影(線)」レイヤー&「少し濃い影&シワ」レイヤーを選択
    ※複数チェックで選択OK!誤って「スクリーンレイヤー」も選択しないよう注意
  • メニューバー「レイヤー」→「レイヤーから選択範囲」→「選択範囲を作成
  • スクリーンレイヤーの作成したマスクアイコンをクリックし、消去(または消しゴムで消す)

↑の工程で、濃い影のみ光を消せて、薄い影は光と馴染むのでオススメ!

Before
After

▲濃い影の印象を弱めずに、光を追加できます。

マスク消しゴム(描画自体を消しゴムで消す)の活用分け
光のコントロールをします。

仕上げ

最後に、全てのレイヤーより最上部に新規通常レイヤーを作成し、
スポイトで色を取りながらより細かい部分の描き込みや、形を整える加筆をして完成です。

▼縫い目の追加や、光と影の形を整えます。

Before
After
役に立ったらシェアしてね!
  • この記事を書いた人

7kmr

一般社会人。絵を描くことと猫が好きです。

-アイテムpickup, 描き方TIPS
-, , , , ,