今回は、秋のイベントとして外せない「ハロウィンイベント」をテーマに、悩みを解消に向けアイデアをまとめてみました。
ぜひ、ハロウィンイラスト制作のお供としてご活用いただければと思います。
作画コストを抑えて"簡単に"ハロウィン絵を描くには??
まず初めに、気になっている方も少なくないのではないでしょうか?
ハロウィンイラストは、描くアイテムが多くなったり、背景に凝ったりすると作業コストが高くなり、ハードルがあがってしまいがちですよね。
そこで、作画コストを抑えて、簡単にハロウィンイラストを描ける方法を以下にまとめたので、
確保できる作業時間に限りがある方や、
初心者の方には以下の表現方法でぜひトライしてみてほしいです。
- 素材を使う(オススメ素材へ→)
- 衣装やメイクデザインに専念(デザイン案一覧へ→)
- シンプルな構図に(難易度★1構図例へ→)
- 簡単な背景に(難易度★2構図例へ→)
テーマアイデア
まずは、大元となるテーマを決めていきましょう。
何をメインに描きたいか、見せたいか、主張したいかから考えます。
「ハロウィンのセオリー」を基準に
- キャラクター仮装(魔女・ドラキュラetc…)
- お菓子orパーティー
- 墓場や城
- 月や枯れ木
+近代感やオリジナリティ演出
- 風刺を効かせる街中ハロウィン
→混雑、混在した仮装、ゴミ、パトカー、お酒、路上、落書き… - 異質さを加えるなら
→敢えてパソコン、ゲームなどの電化製品など - キャラクターのモチーフアイテムやカラーから連想
- ハロウィンのセオリーカラーから外れてみる(パステルカラーなど)
など、まず何を一番にアピールしたいかを決めてみましょう!
舞台アイデア
テーマが定まってきたら、舞台を決めましょう。
例えば、魔女ならどこにいるか、何をしているかから考えてみると舞台も見えやすくなってきます。
建物
- 洋館
→ティーパーティー - 小屋
→禍々しい薬品や料理を作る大きい鍋 - サーカス
屋外
- 墓場
- 小屋や農村
- 枯れ木の森の中
と、テーマ→舞台→アイテム…と、
少しずつ肉付けをしながら、構図に繋がるイメージをだんだん細かくしていきます。
取り入れたいモチーフ
テーマ、舞台が決まったところで、それだけだとまだハロウィン感の演出には弱いなあと感じますよね。
ハロウィンといえば、多くのモチーフとなる生き物やモンスターなど、それだけでハロウィンを演出できるものがあります。
以下にまとめてみたので、何を入れるか迷った時のためにぜひご参考ください⬇︎
ハロウィンアイテム
- カボチャ(ジャック・オ・ランタン)
- お菓子
- 月
- ランプライト
- ガイコツ
- 十字架・墓・棺
- 風船/バルーン
- ロウソク
- パーティーセット
- 枯れ木
- 仮装や不気味なぬいぐるみ
- 薬品や化学製品
- ガーランドフラッグ
太字は特にオススメのアイテム
風船やステンドグラスの描き方メイキングもあります⬇︎
生き物&キャラクター
- おばけorゾンビ
- コウモリ
- 黒猫
- クモ
- カラス
- オオカミ
- 魔法使いor魔女モチーフの帽子や衣装・日傘
- ドラキュラ
- グリム童話
構図アイデア例
描きたいハロウィンのイメージが固まってきたら、構図に落とし込んでいきましょう。
先に決めておいたテーマや舞台から、見せたいものをどう主張していくかでオススメの構図は決まっていきます。
また、難易度別でも区分けしてみたので、合わせて参考にしてみてくださいね。
どう決める?「構図」の”コツ”
- アイテムやキャラクターを主張したいなら「正面orフカン」
→キャラクターとカメラの視線をあわせる正面=キャラクター→アイテムへと視線誘導がしやすい
→地面やテーブルが一番物が配置しやすいため、アイテムを見せるならフカン。
キャラクターを寝転ばせるのも有効的 - 壮大さや景色を主張したいなら「アオリ」
→建物や空・風景を配置しやすい
難易度★1:「正面」構図
それでは、まず一番描くのが簡単(ハドルが低い)正面イラストから例をご紹介します。
正面:シンプルなポイントイラスト
背景はシンプルにベタ塗りで、キャラクターをポイントに配置して空白をうまく使うイラストです。
デフォルメキャラでもいいし、時間があまりない・ハードルを低くしてハロウィンイラストを描きたい!という方にイチオシです。
空白が寂しく感じたら、文字を入れればグッとイラストが締まるのでオススメです。
箱庭・ヴィネットイラストなどもオススメです!
難易度★2:「フカン」構図
フカン:キャラもアイテムも見せる
テーブルや床にアイテムを配置したり、キャラクターを見上げさせるorねころばせるなどの構図です。
背景を描き込む代わりに、アイテムを全面にアピールできます。
モノによっては作画コストが上がりやすいので、確保できる作業スケジュールや体力気力を考慮して
取り入れるアイテムの選定をしておきましょう。
フカン:キャラクター+簡単な背景
繊細な描き込みが苦手な方にオススメなのは、キャラクターを一番に見せるフカンアングル。
ただ、アングルの効いたキャラクターイラストのため、構図設定と描写力が必要になってきます。
ハロウィン感を演出しやすいアイテムや背景を入れにくいため、キャラクターの衣装やメイクでハロウィンを演出する必要があります。
こちらは、不気味な雰囲気を全面に、かつ近代的風味のあるハロウィンをイメージした構図アイデアです。
難易度★3:「アオリ」構図
アオリ:キャラクターと背景
キャラクターを手前に、奥に背景を配置した構図です。
アイテムの細かい描き込みをスキップして、作画コストを抑えやすい構成。
建物や、木などのオブジェクトのレイアウト配置を工夫するのが楽しいです。
デフォルメも可能なので、ステップアップを目指したい方にもイチオシの構図例です。
アオリ:キャラクターと背景
先ほどと同じく、キャラクターと背景をメインとしたフカンのイラストですが、建物や木などのオブジェクトも近く、
パース設定・描き込みが必要。
難易度も作画コストもそれなりに高くなりがちですが、こちらもステップアップにおすすめの構図です。
取り入れたいカラー
ハロウィンの「セオリーカラー」
ハロウィンイラストに限りませんが、イベントイラストをより一目でアピールできるのが、色使いです。
SNSのように、流し見されがちなタイムラインでも、「ハロウィンの絵だ」とアピールしやすいです。
色使いについて、まずはハロウィンにおけるセオリーカラーをまとめたので、
「ザ・ハロウィンを目指したい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
セオリーカラー
- オレンジorイエロー
- 紫
- カーキやベージュ、など秋らしいくすみカラー
- 黒やグレー・ネイビーなど闇を演出するカラー
- ターコイズグリーン
アレンジをプラスしたい方へのヒント
特殊カラーを取り入れたい時は?
ハロウィンのイメージを損ないやすいカラーを取り入れたい時は
- 淡いパステルカラー×グレーやネイビー
- ビビットカラー×黒
ハロウィンカラーを絶対入れたい時は
特殊カラーもハロウィンカラーも絶対入れたい!と言う時は、
- どちらかの色味をくすませる
- ハロウィンカラーとアクセントカラーの「区別」をわかりやすく
描きたいキャラがカラフルで、どう統一したらいいのかわからない!
解決策
- キャラのカラーをアレンジ
- キャラのメインとなるカラーを主軸に、色味を合わせる
ハロウィン「もうひと足し」アイデア集
衣装アイデア
衣装のアイデア集。
ミャラクターの衣装アレンジにもうひと押ししたい時にチェックしてみてください!
- 蜘蛛の巣
- ボーダー・ストライプ
- 縫い目
- 包帯
- 黒レース
- 布切れ・端切れ
- 悪魔モチーフ(羽根・ツノ・尻尾)
メイクアイデア
- 縫い目(縫合・口縫合)
- クマ
- 怪我や血
- ガイコツメイク
- キバ
- ピエロメイク
演出のアイデア
ハロウィンは、【暗闇の中で禍々しいライトを発する】とよりハロウィンという舞台の演出を高められます。
光らせるモノ
- ランタンやランプ・ロウソク
- 月
- 薬品/化学製品
- キャラや生き物の目
- 建物の灯り
見栄えも良くなっちゃうぞ
逆に…
思い切って昼間や日の沈みきっていない状態を描きたい時は…
- 生き物
- 建物
- 木の枝
- 衣装
を黒やダーク色で「闇感」を表現してみても◎
異色の黒いカボチャでも面白いかもしれませんね。
作画コストを抑えるのに役立ち、かつクオリティも上げてくれるのにオススメなのが素材です。
以下にオススメの素材をまとめてみましたので、ぜひ作画のサポートとしてご参考ください!
無料
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2024/9/1現在の情報です。無償・有償・価格に変更がある可能性がありますので、ダウンロード・ご購入の際は、よくご確認の上取得してください。
まとめ & 表現のための「+TIPS」
以上、「ハロウィンのアイデア特集」でした。
この記事では、ハロウィンイラストを描くためのイメージ化・構図化のヒントをまとめていましたが、
背景や小物を描くための記事も過去にまとめていますので、イメージに合うTIPSもぜひ合わせて見ていただけると、
イメージをより表現しやすいかと思います。
オススメTIPSピックアップ