この記事は、未経験でWEBデザイナーを目指している方へ向けた記事です。工場作業員からWEBデザイナーと、そんな経歴で転職のときに実際に抱いた疑問、転職のためにしたことなど…
異業種転職を可能にできた経験を基に、いろいろとまとめてみました。デザイナーを目指したいけど、結局具体的なことがなにもわからない…
心配なことが多くて迷っているという方の参考になれば幸いです。
普段は、イラスト上達のヒントを発信しているブログです。お時間とご興味があれば、ぜひ他の記事も覗いていただけたら嬉しいです。
未経験でもWEBデザイン職に就けるの?
早速ですが、あなたは以下のようなことが気になっているのではないでしょうか
- 美大や専門学校には行かないとダメ?
- どうしたら未経験でデザイナーになれる?
- パソコンすらまともに使ったことがないんだけど…
- 「デザイナーはやめとけ」は本当?
- 具体的にどんな仕事をするの?主婦でもできる?
- ぶっちゃけ気になる「向き・不向き」
- 異業種でもアピールになることは?
このような疑問を抱く方が多いかと思います。
実際、上のようなことが心配で結局転職に足踏みしている状態なのではないでしょうか?
表題にある通り、筆者は高校卒業後就職し、7年ほど工場勤務をしていました。
面接した際や、就職後の周囲の方ほぼ全員に驚かれるくらいの異業種転職でした。
そんな驚かれるほどの異業種転職のために
- やったこと
- 学んだ方法
- 実際の業務内容
- 就活で知っておくといいかもしれないポイント
をまとめてみたので、ぜひデザイナーへの転職の参考にしていただけたらと思います
未経験でWEBデザイナーになるためにしたこと
職業訓練校にトライ
そもそも「WEBデザイナーになろう」と思ったタイミングが仕事を辞めた後と、人によっては眉をひそめられるようなタイミングでした。
自分でもやはり焦りがあったため、まずはじめにハローワーク経由で紹介してもらえた職業訓練校で探し早く且つ費用を抑えようと、WEBデザインの講習がある学校を探し面接をしました。
しかし、職業訓練校には受講人数に限りがあり、面接をしたものの落選。
振り出しに戻ってしまいました。
しかし、職業訓練校はハローワーク経由で紹介してもらえるという信頼と、全日でみっちり講習を受けられ、費用もスクールと比べ抑えられるという手に余るほどのメリットが多数です。
実際筆者は、職業訓練校は落ちてしまったため、就職率についてや、授業内容のレベルは保証できないのですが、面接や面談は一度はしておいた方が良いと思います。
◉実際に通ったWEBデザインスクールと「決め手」
職業訓練校に落ちてしまい、そもそもWEBデザインの講習のある職業訓練校が少ない地方のため、今度はWEBデザインスクールを探しました。
そこで、受講料が上がるデザインスクールに通うとなると、やはり慎重になり資料請求は最低限、面談と体験入学をしました。
筆者が実際に面談・体験入学・卒業から就職成功を叶えられたのが『ヒューマンアカデミー』でした。
ヒューマンアカデミーで良かった点が
- 現役のWEBデザイナー講師が前授業担当
- デザインスキル+コーディングスキルも学べる
- 自習で教室を使用可能
- 日程によって自習時間でも、講師(こちらも現役デザイナー)が同席
- デザインの疑問はもちろん、業務や就職に関しての不明点やアドバイスをもらえる
- 独学とは違い仲間がいることでの良きライバルを作れることによるモチベーションの維持
という点でした。
面談時の営業さんの話も(セールスとはいえ)聞くのが楽しく、多少家から遠くてもここがいいと思い受講を決めました。
オススメのWEBデザインスクール
個人的にやはりオススメなのは、現役または最低でも5年以内に現役だったデザイナー講師が在籍するスクールがオススメです。
実績のあるWEBデザインスクール
- ヒューマンアカデミー(全日制/夜間)
- 【サポタス】
- 【クリエイターズファクトリー】
- 【WEBCOACH】
WEBCOACH|副業・フリーランス特化型の
オンラインWebデザインスクール
- マンツーマン指導で学べる
- 自分好みの「学習設計」を立てられる
- 実際の仕事を体験できる(報酬あり)
\完全未経験の方にオススメ/
- 好きな時間に好きな分だけ学べる
- 質問・添削依頼し放題
- 転職や案件獲得サポートあり
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独学でもデザイナーになれる?
ここまででは、デザインスクールについて紹介をしてきましたが、
じゃあ独学ではどうなのか?というポイントも気になるところだと思います。
時間がなかなか取れない社会人の方や、ママさんも少なくないでしょう。
結論から言えば、独学でもWEBデザイナーになれると思います。
ただ、挫折へつながらないために、気をつけて&覚悟してほしいのは
- モチベーションを自分で保つ力が必要
- 現存のスキルレベルによって選定するスクールや講座の見極めが重要
- 独学で得られるのは「作業の仕方のみ」で「実際の仕事について」は知識を取り入れにくいかも?
- 「わからない」でつまづきやすい
という3点です。
筆者は独学ではないため、独学でデザイナーになった方の意見はまた違ってくるかもしれません。
が、実際にデザイン職に就いた身として、独学の大変さは上のように感じています。
しかし、未経験はデザイン職だけじゃなく、みんな現場で仕事を覚えていくものなので、自分の思いを持って制作物を作り上げ続けられれば、WEBデザイナーになれます。
ぜひ前向きに取り組んでみてほしいです。
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FAQ:デザイナーって具体的にどんな仕事してる?
気になるポイントのひとつ「具体的に何してる?」です。
これは、会社にもよるものなのであくまで参考程度にご覧ください。
電話対応をしたくないです。
求人内容に「電話対応なし」の文言がない限りは、基本はやることになると思っておく方がいいです。事務員さんがいても、不在時・定時後はデザイナーが対応する形が多いと思います。
デザイン以外の仕事もするの?
事務作業や、データの集計等の作業もあります。
印刷物のカット作業、数時間に渡る打ち合わせ、モデル撮影の同行、市場調査やリサーチ、印刷や外注の手配、売上の計算・請求書の作成なども行いました。
人見知りなんだけど、オフィスに篭りっきりで仕事できる?
完全に社外と関わらないということは、あまりないかと思います。
案件毎に社内外問わず打ち合わせは重なり、デザイン作業だけできるというパターンはほぼないです。「絶対嫌だ」という方は、インハウスデザイナー(クライアントが他社の広告代理店とは違い、社内の製品や企画をPRする社内案件のみを担当するデザイナー)として就職が理想ですが、インハウスは先輩がいない可能性が高く未経験入社は、デザイン会社より難しいということは覚悟しておいた方がいいです。
残業はどのくらい?
筆者の勤めた会社は、18時が定時でしたが、残業で退社するのが遅くて2時、基本は10時〜深夜0時でした。
社内の正社員デザイナーさんは9時出社→翌朝7時に退社→3時間後にまた出社…ということもありましたし、内定を頂けなかった他社でも、深夜2時はザラと言われたこともあるので、残業少なめ希望であれば、面接時にしっかり確認しておきましょう。
FAQ:面接で知ってるといいことは?
ポートフォリオって必要?
ポートフォリオは、デザイナーにとっての履歴書のようなものです。
未経験であっても、それまでに制作した制作物を見せられるようにしておきましょう。チラシやLPを作りたいけど、実在する企業や企画をテーマにしてもいいの?
自主制作ならやめましょう。(実際の案件で制作したならOK。仕事として制作したことも全面にアピールしましょう)
架空のクライアントを想定して、企画やサービスを細かく設定して制作しましょう。実在しなくても、ひとつひとつしっかりどうPRするために制作したか説明できるように制作しましょう。
制作物以外でも印象つけるには?
「細かい配慮」が好かれる可能性大
スクール時代の講師に「制作時間が書かれてると”おっ?”って思うよ」と教えてもらい、実際取り入れたら評価してくれた企業もありました。
紙媒体でLPを作成し、もしコーディングして実際にページも制作したならQRコードを入れてみたり、見る側のことを考えられるとかなり印象が変わってくるかと思います。デザイナーはクライアント(インハウスだとしてもユーザーというターゲットも)ありきなので、採用した後にクライアントに向けた企画や制作物を見せる配慮の精神があると、採用した後の具体的なイメージまで考えてもらえるチャンスを生みやすいです。
何社応募した?
筆者は15社ほどweb応募→面接までいけたのは4社でした。
30社応募→面接まで行けたのは5社前後などもあります。未経験入社なら尚更気長に、トライが肝です。
後悔したくなくて悩んでる方へ
せっかくスクールに通ってお金と時間を費やしても、デザイナーになれない人も多くいました。
しかし、WEBデザイナーに転職が叶わなかった人は、全員 挫折or路線変更 してしまった人たちです。
迷っているか悩んでいる方は、「失敗して時間もお金も無駄にしてしまうのではないか…」という不安が大きいのではないでしょうか。
ここまでまとめてきたのはあくまで、筆者の経験してきた環境や状況のため、100%コレ!というわけではありませんが、
30代前後の女性完全未経験でも、異業種転職を可能にできたので、諦めずトライし続ければ、見てくれる会社が見つかります。
もし、デザイナーを目指すべきか迷っているのなら、何が一番大切なのかを洗い出して整理してみると良いです。
例えば…
- 「成長してキャリアアップを目指したい」のか
- 「プライベートや休日を大切にしたい」のか
- 「収入アップが最優先」なのか
- 「手に職をつけたい」のか
- 「将来フリーランスで在宅で仕事をしたい」のか
など、現状と狙う業種の求人内容を比較して、もう一度考えてみましょう。
環境が許すなら、自分を納得させるための転職をしても良いんじゃないかと思います。
ぜひ、トライして「やってよかった」と思えるゴールとルートをイメージして頑張ってみてください!